カイロプラクティックのアジャストメントを受けた後、
症状は身体がゆるんで、長湯でのぼせたような倦怠感が起こる事があります。
この症状と共に眠くなったりします。
アジャストメントを受けた日の晩から翌日にかけて、全身がだるい、眠い
腰痛や肩痛や首痛が増す症状が現れ、逆になかなか寝つけないこともあります。
こういった症状が翌日までおさまらず、数日経過しても痛みが一時的に
増したり、病歴や症状によって、別の所が痛くなったりする人もいます。
これは良い方向へ転じる時に現れる反応です。
この反応を「好転反応」「調整反応」といいます。それらの変化反応は
効果の現われで、症状が出てくるのを境に、身体は急速に好転していきます。
「調整反応」は、慢性の症状を持っている人や重度の症状の人に現われやすく、
急性の症状が慢性化し、慢性の症状の期間が長い人ほど調整反応が強く現れます。カイロプラクティックのアジャストメントより、慢性の症状の前
(正常)の状態に戻ります。
この時、脳は異常であった身体の状態を正常と認識し、正常に戻った身体を
異常と感じ、違和感がする場合もありますが、身体が順応するまでの
一時的な現象です。
歪みが改善されると、脊髄神経や自律神経の働きが正常に戻り、筋肉の緊張が
ほぐれ血液やリンパ液の流れがよくなり、傷んだ筋肉組織などの修復を行うため、臓器や免疫の働きが活発になります。
だるくなったり、眠くなったりしまするのはそのせいです。
調整反応は、効果の現れで身体が正常な状態へ変化する過程で起きる、
一時的な反応ですので、ご安心ください。
「調整反応」は患者さんの病歴や症状、自然治癒能力によって
反応日数がかかる場合もあります。
慢性の症状の人は、1日や2日でなったわけではありません。
重度の患者さんはカイロプラクティックで診察を受ける事により
3日後、次に1週間後、次に2週間後、次に1カ月後と
症状の経過を診ながら安心して、症状を改善することができます。
例えば、首を寝違えたので翌日、カイロへ行き、または、数日後にカイロの
アジャストメントで治したとします。この時、調整反応は、ほとんど起こりません。なぜなら、慢性化した症状では無いからです。
40代の女性が、肩痛で来院されましたが、原因は仙腸関節(仙骨と腸骨の関節)のズレと骨盤のねじれにより、バランスを取ろうとして脊椎(背骨)が歪み、頭を水平に保とうとして、さらに頚椎(くび)が歪み、右肩が下がっていましたのでアジャストメントにより正常な状態に戻しました。
患者さんは「スッキリした」と言って帰られましたが、その晩、痛みが増し、なかなか寝つけなかったそうですが、2日後、痛みが和らぎ、肩周辺の可動域が広がり快方に向かっているという喜びの電話がありました。
この患者さんは、慢性の症状でしたので、「調整反応」が強く現れました。
しかし、「調整反応」を知らずに、痛みが増した翌日に整形外科などへ行けば、
「カイロなんかに行くからだ」とのお叱りを受けるでしょう。
「性感マッサージで治るわけないだろ!」とか言われた患者さんもいます。
残念ながら整形外科医に、「調整反応」の知識は持ち合わせてはおりません。
「調整反応」を怖れる必要はありません。
健康になる前のステップと考えて下さい。
漢方の世界でも、体の悪い個所が良くなる反応を 「調整反応」といい
良い漢方薬かどうかは、この「調整反応」が出ることで判断されています。
患者さんは、是非、「調整反応」の知識を持ってご来院下さい。
知識がないと、無駄なお金を使う事になるかも知れません。
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「死して屍・・・」状態の別名:イサカでした。